からかみ屋

からかみを知る

平安の時代、唐から伝わった紙をふすまに張ったことから、
ふすまに貼る和紙の代名詞となった「からかみ」。

独特の風合いと温かみを持つからかみの味わいは、
重労働を厭わず作り続ける職人の、深い愛情の賜です。
日本建築に欠くことのできないアイテムとしてはもちろん、
歴史的遺物も数多く残るふすま文化の主役でもありました。

和紙づくり

和紙がふすまに用いられたのは平安時代のことですが、 からかみ屋の和紙の故郷・越前で紙が漉かれ始めたのは、今から約1500年も前のこととされています。広く知られる「紙漉き」作業は、和紙づくりの後半の行程。その前に三椏や楮などを蒸し、剥いだ皮を煮てほぐし、洗い、叩く重労働を経るのです。古くから、愛情を込め、労を厭わず作られる和紙が、 「心で漉く」といわれる所以がそこにあります。いくつかの行程を経て、いよいよ紙漉き作業になります。漉いた紙は一枚一枚積み重ねた後、 圧力をかけて水を切り、天日に干して、ようやく普段私たちが目にする和紙となるのです。

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和紙の種類

襖や壁紙に使われる和紙は、製造方法によって、和紙は以下のような種類があります。用途によって使い分けることで、素材が持つ特長を生かし、空間に独特の味わいを醸し出すことができます。

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加飾技法

ベースとなるからかみに、華やかさはもちろんのこと、独特な味わいや奥深さを加味する技法です。アレンジ次第でデザインの自由度が限りなく広がります。 ここでは伝統的なもの、かつご発注いただきやすいものをご紹介します。

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引き手

ふすまの意匠の邪魔をしないように配される引き手は、時にはアクセントの役割も果たします。 また、手を掛けて開け閉てをしやすくするという機能性を持ちながら、その家の主人の人柄をさりげなく表すものとして、古くから単なる小道具以上の役割を担ってきました。
ここでは伝統的なからかみの意匠や紙質を、より効果的に引き立てるものとして、欅と桜の木地に天然の漆塗りの蒔絵引き手と、意匠そのものに特徴のある変形引き手をご紹介します。

天然漆塗り・金蒔絵

金物変わり引き手

漆塗り引き手

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