からかみ屋

和紙の種類

襖や壁紙に使われる和紙は、製造方法によって、和紙は以下のような種類があります。 用途によって使い分けることで、素材が持つ特長を生かし、空間に独特の味わいを醸し出すことができます。

本鳥の子(ほんとりのこ)

その色合いが鶏卵の殻に似ていることからその名がついた鳥の子の中でも、手漉きのものを本鳥の子といいます。独特な風合いは、時間が経つに連れ上品さを増します。

鳥の子(とりのこ)

手漉きで作られる本鳥の子に対して、抄紙機を使って作るのが鳥の子です。その均質さから手漉きより好まれることも多く、色数が豊富なため商業空間などにも広く使われています。

麻紙(まし)

長い麻繊維を紙料に使った丈夫な麻紙は、古くから重要な書物などに用いられました。 肉質画を施す際によく使われる他、紙表の美しい雲肌を生かす無地も好まれます。

楮紙(こうぞし)

楮を紙料に用いて漉いた和紙で。男性的な風合いを持つ楮紙は、他の紙料と漉き合わせて楮の特徴を生かすことも多く、また、黒皮(外皮)を装飾として漉き込むことも あります。

本鳥の子漉き模様(ほんとりのこすきもよう)

すべて手漉きによって漉き込み模様をつけたものです。下地になる和紙の層と、模様を施す表の層に分けられます。手漉き独特の風合いに加え、高級感とボリューム感を表現できます。

鳥の子漉き模様(とりのこすきもよう)

下地になる和紙を抄紙機で漉き、表の層も模様は手漉きと同様の手法で制作する和紙です。紙料は本鳥の子の場合と同様ですが、下地を抄紙機に頼る分、価格的に安くなります。

上新鳥の子(じょうしんとりのこ)

鳥の子の普及品です。機械漉きのため、比較的低価格で均質なのが特徴です。無地、機械漉き模様、後加工による模様付けなど、からかみの中では最も種類が豊富です。

新鳥の子(しんとりのこ)

製紙から模様付けまでを一貫して機械生産する、一番廉価なからかみです。量産性と施工性のよさが特徴で、公団住宅や民間賃貸住宅などに最も用いられています。

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